2016年度 藤田早苗講演会行脚録
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済 【大阪】 4/8(金)
日本の自由と人権侵害にもの申す!国連の静かなる闘い~知っていますか?国連のこと。
日時/2016年4月8日(金) 18:30~ 場所/エルおおさか 南館72(7階)
・国連「表現の自由」特別報告者公式訪問について
主催:戦争あかん!ロックアクション
http://himitsulock.hatenablog.com/entry/2016/03/30/134449
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★ 主催者によるイベント報告
http://himitsulock.hatenablog.com/entry/2016/04/12/145704
【動画】 http://iwj.co.jp/wj/open/archives/295371
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済 【愛知】 4/10(日) 秘密保全法に反対する愛知の会4周年総会+記念講演
( 《総会》の中で、約30分間、藤田さんから「特別報告」を頂きます。)
日時/2016年4月10日(日)場 所/ウィルあいち大会議室
《総会》13:15~14:15 《記念講演》14:30~16:30
・特別報告/国連「表現の自由」特別報告者公式訪問について
藤田 早苗さん(エセックス大学人権センターフェロー 国際人権法)
・記念講演/「憲法から考える『安全』と『安心』」
講師 森英樹さん(名古屋大学名誉教授・憲法)
主催/秘密保全法に反対する愛知の会 http://nohimityu.exblog.jp/25389090/
【TEL】052-910-7721 【Eメール】no_himitsu@yahoo.co.jp
【facebook】https://www.facebook.com/nohimityu/
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済 【東京】 4/19 (火) 【緊急集会】
国連が問題視する日本の「表現の不自由と秘密保護法とメディアへの圧力」と大田区政
~国際社会の視点から~
日時:4月19日(火) 18時半~21時 場所:入新井集会室
● 講師 藤田早苗氏
【● コメンテーター 武井由紀子氏
● コーディネーター 奈須りえ 大田区議会議員 市民政策アナリスト
https://www.facebook.com/events/1734280343460315/
主催:フェアな民主主義
協力:OVERSEAs(安保法制に反対する海外関係者の会)
連絡先:電話 03-6303-8671 FAX 03-6303-8672 メール office@nasurie.com
★ 動画あり → 2016年5月、藤田早苗さんからのお便り
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済 【神奈川】 4/20(水) 藤田さんに聞く…第二回報告会
と き:4月20日(水)18:30~20:30(開場18:00)
ところ:横浜市開港記念会館・6号室(2階)
(みなとみらい線日本大通り1分、JR・市営地下鉄関内10分)
「国際社会も注目している日本の表現の自由」
講師:藤田早苗さん(英国エセックス大学人権センターフェロー)
資料代:500円
主催:ストップ秘密保護法かながわ
連絡先:090-5822-6927 ttuneisi@gf7.so-net.jp
https://himikana.wordpress.com
★ 主催者によるイベント報告
https://himikana.wordpress.com/2016/04/21/0420-fujita/
動画あり → 2016年5月、藤田早苗さんからのお便り
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済 【東京】 4/21(木) 4.21院内学習会
とき 4月21日(木)16時~18時
ところ 参議院議員会館B104会議室
表現の自由は保障されているのか!?
- 海外からみた日本のメディア規制と国連特別報告者日本公式訪問について-
講師 藤田早苗さん(エセックス大学人権センターフェロー 国際人権法)
資料代 500円
ネット中継あり http://bit.ly/1gNf5hT
主催 「秘密保護法」廃止へ!実行委員会
●連絡先
新聞労連 jnpwu@mxk.mesh.ne.jp/平和フォーラム 03-5289-8222/
5・3憲法集会実行委員会(憲法会議 03-3261-9007・許すな!憲法改悪・市民連絡会 03-3221- 4668)/
秘密法に反対する学者・研究者連絡会article21ys@tbp.t-com.ne.jp/
秘密法反対ネット(盗聴法に反対する市民連絡会090-2669-4219・日本国民救援会03-5842-5842)
★ 動画あり → 2016年5月、藤田早苗さんからのお便り
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済 【愛知】
4/22(金) 名大OGのプチ写真展と講演会
日時:2016年4月22日(金)18:00~21:00
場所:名古屋大学中央図書館2Fディスカバリスクエア
Human Rightsとアート写真の夕べ~国連から見た日本のメディアと表現の自由の問題~
講師:藤田早苗さん(英国エセックス大学フェロー)
名古屋大学大学院国際開発研究科を修了。専門は国際人権法。近年は、国連の「表現の自由に関する特別報告者」の日本への派遣に尽力。一時帰国の度、全国各地でこのことをテーマとした講演活動に勤しむ。一方で、ヨーロッパやアジアを中心に世界中の国々を廻って美しい風景を一眼レフに収める「アート写真家」としての顔も。
主催:名古屋大学生有志
お問合せ:mail stop.war.758students@gmail.com
Twitter @nowar758student
https://www.facebook.com/events/543617539152244/
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済【三重】 4/23 (土) 国際社会からみた人権、日本の表現の自由
とき 4月23日(土)午後1:30~3:30
ところ いせ市民活動センター2階会議室
(伊勢市岩淵1-2-29 0596-20-4385)
「 国際社会からみた人権、日本の表現の自由」
講師:藤田早苗さん(英国エセックス大学人権センターフェロー)
「特定秘密保護法」は国民の知る権利と報道の自由を奪う危険な法。 4月19日に発表予定の国連調査の報告解説や、近年悪化している日本のメディアへの圧力が海外でどのようにとらえられているか、などもお話いただきます。
☆参加費無料ですが、当日カンパを訴えさせていただきます
☆会場は50人程度の狭い会場です。
主催 秘密保護法を考える伊勢市民の会
連絡先:坂本照子(090-6336-0596) 松井高純(090-9923-7230)
◆【パリ】6/18(土)《報道と表現の自由》カフェ
国連から見た日本の報道と表現の自由
日時:2016年6月18日(土)15h30 ~18h
会場:カフェZANGO 15 rue du cygne 75001 Paris
主催:OVERSEAs Paris
報告
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=1152324884802044&id=980605138640687
◆【徳島】6/26(日) 藤田早苗氏講演
メディアの独立性の危機―なぜそれが民主国家の危機なのかー
日時:6月26日(日)午後1時半~4時
場所:ふれあい健康館第2会議室
主催 「安保法と憲法とくらしを考える会」
◆【大阪】6/28(火)藤田早苗氏講演会 「国連から見た日本の表現と報道の自由」
国連の静かな戦い ~知っていますか?~秘密保護法の危うさ-メディアの危機
イギリスエセックス大学フェロー藤田早苗氏に聞く
日時:6月28日28(火)午後2時-4時
場所:岸和田コンタクトレンズ(南海本線春木駅南へ10m 川浦ビル2階)
主催 憲法と暮らしを考える会岸和田
お問合わせ 坂東(072-438-1025)
◆【富山】7/1(金)富山国際大学での講演会-富山県寄附講義
http://www.tuins.ac.jp/event/index.php?ID=391
「国際社会から見た日本の表現の自由とメディアの問題」
日時:7月1日(金)午前10時40分~12時10分
場所:富山国際大学東黒牧キャンパス401教室
◆【石川】7/2(土)藤田早苗さんのお話を聴く
「どうなってるの?わたしたちの、知る+表現の自由 ~~国連特別報告者が日本にきたわけ」
【日時】7月2日(土)午後3時~5時
【場所】スペースみらい(金沢市武蔵町)
【連絡先】076-288-6092(水野)
◆【富山】7/3(日)藤田早苗さん講演会
「だいじょうぶ?メディアの独立、私たちの表現の自由~なぜ、国連特別報告者が日本に来たのか~」
【とき】 7月3日(日)10:00~12:00
【ところ】 サンフォルテ307(富山市湊入船町6-7)
【主催】秘密法廃止市民ネットとやま(携帯090-8704-5004土井)
https://www.facebook.com/considersecrecylaw
◆【神奈川】7/4(月)藤田早苗さん報告会
国際社会も危ぶむ日本の表現の自由と報道の萎縮
【とき】 7月4日(月)10:00~11:30
【会場】アートフォーラム あざみ野 2階 セミナールーム
【主催】くらしと憲法をつなぐ会・憲九会
【共催】ストップ秘密保護法かながわ・平和と教育を考える都筑区民の会
◆【東京】7/5(火)レクチャーとトークセッション
『萎縮する日本の“表現の自由”』〜表現は自由なんだぜ!21条の夜〜
第1部:「日本の“表現の自由”を俯瞰する」
レクチャー:藤田早苗さん(英国エセックス大学人権センターフェロー)
第2部:トークセッション 「自由と憲法とオレたち!」
スピーカー:藤田早苗・丹下紘希・おしどりマコ&ケン・倉持麟太郎
ナビゲーター:よしむらしゅういち
【日時】 7月5日(火)20:00~22:00 open 19:00(オーガニックフードをどうぞ)
【場所】カフェ・オハナ (東京都世田谷区三軒茶屋1-32-6 豊栄ビル1F)
【主催】97条の会準備委員会(Article 97 Association Arrangements Council
◆【神奈川】7/6(水) 横浜市立大学 学内セミナー
「国際社会から見た日本の表現の自由とメディア」
7月6日(水) 16:10- 17:40 横浜市立大学 第Ⅰ講堂
ゲスト講師: 藤田早苗氏(英国エセックス大学人権センターフェロー)
参考:上記の他、大学での講義
6月27日 徳島大学、
6月30日 名古屋大学
7月1日 富山大学
7月5日 午前:武蔵大学 午後:法政大学
7月6日 青山学院大学
7月7日 上智大学
7月8日 学習院大学
7月12日 佛教大学
藤田さんは、12月5日(月)~1月7日(土)に一時帰国され、各地の大学や市民団体、弁護士会などで講義や講演をされました。
★【神戸市】
とき:12/6(火) 15:00~16:30
ところ:神戸女学院大学(ホルブルック館301室)・公開講義
問合せ:景山佳代子 kageyama@mail.kobe-c.ac.jp
★【福岡市】
とき:12/8(木)18:10~20:30
ところ:市民福祉プラザ(ふくふくプラザ)201
共催:「秘密保護法」を廃止する会・福岡/博多湾会議 問合せ:090-3011-9375(脇)
★【北九州市】
とき:12/9(金)18:30~
ところ:北九州市立男女共同参画センター・ムーブ5F小セミナールーム
問合せ:ねっこネット(担当:橋本) 080-505-6349 nekkonet.kokura@gmail.com
★【京都市】
とき:12/10(土)19:00~
ところ:龍谷大学響都ホール
主催:「改憲するとどうなる?」実行委員会
問合せ:伊地知紀子(大阪市立大学大学院文学研究科) ijichi@lit.osaka-cu.ac.jp
★【静岡市】
とき:12/13(火)10:40~12:10(2限)
ところ:静岡県立大学国際関係学部棟 3階3317教室
主催:静岡県立大学大学院 国際関係学研究科附属 グローバル・スタディーズ研究センター
問合せ:静岡県立大学グローバル・スタディーズ研究センター 客員研究員 望月良憲
mchzk.yoshi@gmail.com
★【秋田市】
とき:12/16(金)16:20~18:00
ところ:秋田大学教育文化学部3号館1階150教室
主催:秋田憲法研究会 佐藤修司(018-889-2541)・棟久敬(018-889-3237)
★【秋田市】
とき:12/17(土)13:30~16:00
ところ:秋田県民会館ジョイナス3階 大研修室
主催:秋田弁護士会 http://akiben.jp/event/2016/11/post-22.html
問合せ: TEL 018-862-3770
★【盛岡市】
とき:12/18(日) 14:00~16:00
ところ:アイーナ(岩手県民情報交流センター)8階 会議室804A
主催:岩手弁護士会
問合せ:019-651-5095
http://www.iwateba.jp/wp-content/uploads/2016/11/20161218特定秘密保護法集会チラシ.pdf
★【盛岡市】
とき:12/19(月) 14:45~16:15
ところ: 岩手大学G29教室
問合せ: FAX=019-621-6750 MAIL=kaizumakei@yahoo.co.jp
【横浜市】
とき:12/21(水)18:00~20:00
ところ:神奈川大学横浜キャンパス 3号館308教室
主催:神奈川大学憲法を考える会、共催:神奈川大学法学研究所
問合せ:0463-59-4111(内線 2836)木村
http://ruseel.world.coocan.jp/KUappeal.htm
メッセージ
藤田さんからのお便り
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英国の藤田です。
日本は残暑がまだ厳しいとは思いますが、みなさまお元気でしょうか。
私は先日、創刊したばかりの情報誌TRIDE magazine(http://www.kandtpublishing.com/)に寄稿いたしました。
いつもの「論文」とは違って「若者に向けて、わかりやすい言葉で」という出版社の依頼に従い、日本のメディアの問題、国連特別報告者の勧告、緊急事態条項の危険性などの解説に加え、私が国連などに働きかける現在の活動を始めたきっかけや、留学に関するマイストーリ-も紹介しています。
国連でのデビッド・ケイさんとの写真やエセックス大学での写真も載せてあり、まだ政治や社会問題にあまり関心のない若い人たちにも気楽に読んでもらえると思います。
本稿がそういう人たちにとって考えるきっかけになれば大変幸いです。
東京の前田能成さん(「秘密保護法」廃止へ!実行委員会/出版労連)が紹介文を準備してくださいました。
1冊520円でAmazonでも購入可能です。
https://www.amazon.co.jp/POWER-WOMEN-%C3%97-TRIDE-magazine/dp/4908779015/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1473753664&sr=1-1
皆様のメーリングリストなどで多くの方にご紹介いただき、広くご活用いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
2016.9.18
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前田能成さんの紹介文
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情報誌 『TRIDE magazine vol.02』
「日本の報道が全てではない。広い視点で日本の問題をみてほしい」
―執筆:藤田早苗-
イギリスのエセックス大学人権センターフェローの藤田早苗さんが、9月に発行される情報誌に、日本の若者に向けた約10,000字のメッセージを寄稿した。
今さら紹介するまでもないが、藤田早苗さんは「特定秘密保護法」が法案として姿を現すとすぐに友人と二人で英訳して、国連の「表現の自由に関する特別報告者」にもその情報を伝えるという重要な役割を担ってくれた人だ。このような藤田さんの動きは、国内で特定秘密保護法の制定に反対して活動していた人たちに、とても大きな勇気を与えてくれた。
藤田さんの行動の背景には、17年におよぶイギリスでの学究の過程で培ってきた国際感覚と、人権感覚がしっかりと位置付けられている。そしてその感覚は、ロンドンを拠点にして活動している、表現と情報の自由の専門家が集まるアーティクル19という国際人権NGOとの繋がりの中で、日々磨かれてきた。今年の4月に、国連人権理事会・表現の自由に関する特別報告者のデビッド・ケイ氏が来日したが、その実現の背景に、このような藤田さんの活動があったことは疑う余地がない。
藤田さんは情報誌の中で、自身の活動を振り返りながら日本の若者たちに訴える。「日本国内の報道が全てではない。世界にはさまざまな政治・経済・思想・宗教・自然環境などの中で、飢餓や貧困、差別や抑圧などに苦しんでいる人がいるという事実を、もっと視野を広げて知る努力をしてほしい」と。藤田さんのこの想いの原点は、イギリスのメディアに初めて接した時に受けたショックにあった。
それは、日本のメディアには見られない光景だった。藤田さんはイギリスで、読者や視聴者の知る権利を保障するために、危険を冒してでも取材を行って情報を伝えなければならないというジャーナリズムの使命感を、目の当たりにしたのだ。藤田さんが現在もイギリスにとどまって発信を続けているのは、このようなメディアの在り方の違いを通して、海外から日本を見ることの大切さを実感しているからでもある。さらに藤田さんは、本来権力の番犬であるはずのメディアがその役割を十分果たしていない日本の現状を憂慮し、日本のメディアの独立性の問題にも警鐘を鳴らしている。
このメディアに対する考え方が、その後の藤田さんの表現の自由に対する取り組みの場が、国連という国際的な舞台に近づいていった理由にも繋がっている。だから藤田さんは若者たちに対して、日本国内で起こっている戦争に繋がるような危険な動き、それはつまり、人権に大幅な制限を加えることになるであろう「緊急事態条項」の問題や、憲法改正に関する国民投票の危険性などだが、これらについても、若者にもわかりやすく説明し注意を喚起して、「国際的な視野からその本質を見極めてほしい」と呼びかけているのだ。
この情報誌は、大阪の出版社・K&Tパブリッシングが発行している『TRIDE magazine vol.02』だ。まだ創刊されて間もない無名の情報誌だが、大阪の隆祥館書店が販売に一役買っているそうだ。ウエブサイト(http://www.kandtpublishing.com/)も立ち上がり、Amazonからの購入もできる。
藤田さんのメッセージは若者だけでなく、国内の慌ただしい政治の動きに翻弄され、国際的な視野を持てなくなっている私たち熟年者にも、心に響くものになっている。
ぜひ、一読してほしい。
(紹介:「秘密保護法」廃止へ!実行委員会/出版労連 前田能成)
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皆さま
英国の藤田です。
4月に実施されたデビッド・ケイ氏の国連公式訪問に合わせた私の一時帰国に関しては、皆様からカンパ等のご支援をいただき、ありがとうございました。
ご存知のように、調査は無事に終わり中間報告が発表されました。今後はこれを十分に活かし、また最終報告書の作成に向けて、情報の提供を続けていく必要があります。今後も国際的なネットワークを広げ、日本の現状を広く伝えていきたいと思います。
ケイ氏の訪問に際しては、国際NGOのARTICLE19や国境なき記者団が声明を発表していました。現在私はそれを和訳して、日本に発信できるように準備しております。また英文の原稿も準備して国際世論を高めていきたいと思います。
4月の一時帰国の際は調査後、数か所で国連調査に関する講演会、報告会を企画していただきました。準備、そして参加してくださったみなさま、本当にありがとうございました。
限られた期間ではありましたが、大阪での講演会、愛知の会の総会での報告、立教大学での講義、大田区での講演、議員会館での報告会、横浜での講演会、名古屋大学学生有志企画による報告会、伊勢での講演会、などをさせていただきました。加えてオシドリマコさんたちによるツイキャスでも多くの人にアピールする機会がありました。
リンクのいくつかを下にご紹介させていただきます。
次は6月のジュネーブ出張です。今後ともよろしくお願いいたします。
2016年5月19日 藤田早苗
・2016.4.19 大田区での講演(武井由紀子弁護士との対談など)
・2016.4.20 横浜での講演会
・2016.4.21 議員会館での報告会(SEALDSの元山仁士郎君が飛び入り参加)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/tag/%E8%97%A4%E7%94%B0%E6%97%A9%E8%8B%97
報告 6、7月 (ロンドン、ジュネーブ、パリ、日本)
英国の藤田です。ご無沙汰しております。少し遅れてしまいましたが、6月の国連への出張などの報告をさせていただきます。ジュネーブ出張のためにカンパをお送りくださったみなさま、本当にありがとうございました。
6月13-17日まで国連人権理事会に行ってきました。年に3回開催される理事会ですが、表現の自由の議題は6月に行われるので、特別報告者のデビッド・ケイ氏はもちろん、ARTICLE19やその他多くの表現の自由に関する専門家が参加し、ケイ氏は本会議での報告に加え、複数のサイドイベントでも発言されました。私はそれらすべてに出席し、参加者ともネットワークを広げ、日本の問題も伝えてきました。
4月の日本への調査訪問について、ケイ氏は本会議での報告で少し触れられましたが、それに対して日本政府が答弁し「政府の説明が十分反映されていないので残念である。今後も話し合いを続けていきたい」と述べました。ご存知のように、最終報告書は来年の6月の会期で国連人権理事会に発表されますので、その報告書の準備の間、今後も情報提供を続けていく必要があります。
今回の理事会にはケイ氏の前任者であるフランク・ラ・ルー氏もサイドイベントのパネリストとして参加されていました。2013年の10月、英訳した秘密保護法案を送って、それに対して国連声明を発表してくれた方です。現在も日本について関心をもって、いろいろと質問してこられました。
ラ・ルー氏は現在パリのユネスコ勤務です。私はジュネーブの続きでパリに行き、そこでもお会いしました。ユネスコの「ジャーナリストの安全に関するプロジェクト」チームの方にも紹介いただき、日本のメディアの問題をお話ししてきました。
パリではパリ在住の日本人のグループの企画で、カフェで国連と日本の表現の自由に関するお話しをしてきました。記者数名を含む50人以上が参加され、赤旗新聞が記事にしました。
これに先立ち、ロンドンでも在英日本人対象に勉強会を開き4月の国連調査に関して報告しましたが、40人近くの参加がありました。パリでもロンドンでも皆さん日本の状況を憂いておられました。
続いて、6月末から7月の参院選の後までの3週間日本に一時帰国しました。4月の国連調査の際の一時帰国の時に、お声掛けいただきながら訪問できなかった富山と徳島に「選挙の前に」訪問、ということで帰ることにしました。富山、徳島に加え、大阪、横浜、東京、金沢、名古屋など各地で企画やカンパ集めをしていただき、各地の皆さんのご協力に感謝します。
今回は特に大学生に授業で話をすることを試み、市民運動に参加されている大学の先生方の紹介で、最終的には11の大学から招聘を受けて授業で日本の表現の自由に関する問題や改憲案の問題を話してきました。
特に富山ではメディアが授業にも取材に来られて地元のテレビニュースや新聞記事になりました。
合計1300人くらいの学生に話したことになりますが、授業のあと質問や感想で「日本のメディアだけ見ていてはいけないと分かった」という感想が多くありました。今後も学生など若い層に、日本の問題に気づいてもらう機会を増やしていきたいと思います。
2016年8月 20日 藤田早苗
英国の藤田です。
12月―1月の日本での講義・講演を無事に終えて、先月下旬にイギリスに戻りました。
企画の準備やカンパにご協力いただきありがとうございました。
今回は福岡から秋田・岩手まで全国行脚となり、15か所でお話させていただきました。
メディアの方も取材やご自分の勉強のために来てくださいました。
秋田では地元紙に寄稿いたしました。(記事と寄稿を添付します)。
最近は特に単発の授業を通して大学生に話すことを重視していますが、
学生の感想を読むと、海外から見た日本についての話は彼らにもショックを
与えるようで、知るきっかけがあれば問題意識を持つ若い層は少なくないのだと感じています。
イギリスでも「外から日本を学ぶ学習会」を始め、主に日本人留学生を対象に
専門家の方にスカイプで日本からお話しいただく形で学習会をしています。
先週末は「改憲するとどうなる?」というテーマで行いました。
(https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=1377091482325382&id=980605138640687)
ロンドンで私の話を聞いた学生が、日本の友達に私の日本での講演会に行くように
勧めてくれることもありました。これからも対象を広げていきたいと思います。
夏までにまた一時帰国できれば、と望んでおりますが、
それまではこちらで英語での情報収集と発信も続けていきます。
来週はエセックス大学の学内で「急降下する日本の表現の自由」というタイトルで報告をし、
来月以降は国連人権理事会、「ジャーナリストの安全」に関する国際大会にも参加し
ネットワークを広げ、日本の問題について伝えて意見交換できれば、と思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
2017.2.7
藤田早苗